S2V ニアフィールドモニター |
S2Vは、小規模から中規模のコントロールルームに適したクラシカルな2ウェイ・ニアフィールドモニターです。
Sシリーズのために新開発された7インチの低域ドライバーが35Hz〜3kHzの帯域を担い、力強く歪みの無いクリアな低域を豊かなダイナミックレンジで再生します。また、慎重な改良が施されたS-ARTツイーターは新開発のHPSウェーブガイドと調和して働き、非常に精密な音像定位を広々としたスイートスポットで提供します。
そのコンパクトなサイズとは裏腹に、S2Vは強力なパワーを誇ります。350WのD級アンプがウーファーを駆動し、100WのAB級アンプがS-ARTツイーターを駆動します。最大SPLはペアで120dB(ペア)にもなります。
Sシリーズに搭載されたカスタムデザインのDSPは、最適なクロスオーバー設定によって幅広い周波数レンジにおけるリニアかつフラットな応答特性を実現するだけでなく、ユーザー設定が可能なEQとルームアコースティクスに適応するボイシング/チューニング機能を提供します。過大入力に対する高域リミッター機能、AES3デジタル入力、そして将来的な拡張オプションなどの機能も備えたこのDSPは、備え付けのUSBポートよりソフトウェアのアップデートも可能となっており、スピーカーをコンピュータに接続することでDSP機能の制御をコンピュータ上のソフトウェアからも行うことができます。
卓越した周波数特性と、バランスに優れた非常に鋭い音像定位を提供するS2Vは、最も微細な音のディテールをも把握可能にし、多くを要求される現代的なスタジオ環境に理想的なモニタースピーカーです。 ウーファー ウーファー: | 1 | バスケット直径: | 178mm / 7inch | ボイスコイル直径: | 39mm / 1.5inch | コーン材質: | HexaCone | ツイーター 個数: | 1 | タイプ: | S-ART | ダイアフラム面積: | 2420mm2 / 4inch2 | 同等ダイアフラム直径: | 56mm / 2inch | 速度変換比率: | 4:1 | ダイアフラム重量: | 0.17g | ウェーブガイド: | HPS | 内蔵アンプ 個数: | 2 | ウーファー: | 1 | タイプ: | PWM | 出力(RMS): | 300W | ツイーター: | 1 | タイプ: | A/B | 出力(RMS): | 50W | コントロール 入力感度: | 調整可 | パラメトリックEQ: | 6バンド | 高域シェルビングEQ: | 1 | 低域シェルビングEQ: | 1 | プリセットメモリー: | 5 | ディレイ: | 0ms to 5ms | 入力コネクタ アナログ: | XLR | 入力インピーダンス: | 48kOhm | 最大入力レベル: | +24dBu | デジタル: | AES3 | 一般データ パネル: | 背面 | 周波数特性: | 35Hz~50kHz | THD> 100Hz: | ≦0.4% | 最大SPL@1m(ペア): | ≧120dB | クロスオーバー周波数: | 3kHz | 重量: | 11.0kg / 24.2lb. | 寸法(HxWxD): | 346 x 222 x 338mm | 保証: | 1年間 | 付属品: | パワーコード、マニュアル | こちらのページは1ペア/2本での販売となっております。 1本での販売をご希望のお客様は下記画像をクリックしていただきますと、商品ページへ移動いたします。
※この商品は在庫が無い場合、ご注文からお届けまでお時間を頂きます。 ご迷惑をおかけしますが予めご了承下さい。 ※お急ぎの方はお手数ですが、納期をお問い合わせの上ご注文下さいませ。
ADAM Audio - The S Series |
ADAM Audioの新しいフラッグシップ・シリーズとなるSシリーズは、S2V、S3H、S3V、S5HおよびS5Vの5機種によって構成されています(機種名末尾のアルファベット”H”はHorizontal=横置き型、”V”はVertical=縦置き型を意味しています)。この新しいシリーズは、数年間に及ぶ自社開発によって実現した高度なエンジニアリング・イノベーションと、最先端のCADテクノロジーを駆使することで生まれており、既製品のスピーカー技術とは無縁です。
Sシリーズのために実現されたイノベーションには、新開発のウーファーユニットとミッドレンジドライバー、S-ARTツイーターのウェーブガイド(およびS5のミッドレンジ用ウェーブガイド)、クロスオーバーの最適化・EQカーブの設定・将来的な拡張性を提供する新たなDSPエンジンなどが含まれており、モニターとしての性能に関わるすべての側面が見直されています。
これらすべての技術的努力の結晶として、新しいSシリーズは一段と正確な応答特性とワイドかつ均一な指向性を獲得することに成功し、高域だけでなく低域、中域においても非常に解像度に優れた高品質なサウンドを提供します。これまでの機種と比較しても、新しいSシリーズはより大きな出力をより少ない歪みで再生可能にし、幅広い周波数レンジにおいて正確なモニタリングを実現します。接続性の面でも、従来のアナログ入力に加え最新のデジタル入力に対応しています。 ELE™およびSMA™テクノロジーによる新開発のウーファーユニット |
Sシリーズには、ゼロから開発された新しいウーファーユニットが搭載されています。この新しいウーファーユニットの開発では、軽量化と高剛性を実現したハニカム構造のドライバーコーン、高効率かつセルフクーリング機能を持つリニアな磁気回路、振幅ロスの少ないエッジ、リニアなダンパーシステム、クーリングベントを持つシンメトリカルなボイスコイル、そして新形状のフレームなど、新た技術が多く採用されており、すべての面において性能向上のためのリデザインが行われています。
結果、過大な振幅に対しても、ウーファーユニットが分割振動を起こすことなくリニアな動作を保つことが可能となり、また、クーリングベントを設けたことでパワーコンプレッションを最小限に抑えることにも成功しました。さらには、低域再生能力に大きく寄与するバスレフポートの形状も、最適化のために完全にリデザインされています。
これらすべての要素が合わさることによって、より大きなSPLを最小限の歪みで正確に再生することが可能な、非常に優れた低域ドライバーが誕生しました。生の未圧縮音源などを扱うプロフェッショナルの方々にも、耳の聴き疲れを発生させることなく、大きな音で長時間にわたってモニタリングをしていただくことが可能です。
新開発のS-ARTツイーター、カスタムデザインのウェーブガイド |
S-ARTツイーターは、ADAM Audioがその名を響かせたART(Accelerated Ribbon Technology)ツイーターの進化形となる最新のツイーターです。従来以上に厳格な公差基準が製造工程に導入されており、アルミ削り出しによるカスタムデザインのウェーブガイドが新たに設けられたことで、指向性および音像定位が改善され、より広範囲なスイートスポットを提供します。S5V/Hの両機種では、ミッドレンジドライバーにもアルミ削り出しによるカスタムデザインのウェーブガイドが設けられています。
Sシリーズでは、ミッドレンジドライバーも新開発となっています。新しい100mm(4インチ)のミッドレンジドライバーでは、ドーム型とコーン型の利点を組み合わせたハイブリッドなデザインが採用されており、非常に優れた指向性、低歪み、高能率、そしてフラットな周波数特性を提供します。リニアな磁気回路、振幅ロスの少ないエッジ、リニアなダンパーシステム、そして新形状のフレームなど、新しいウーファーユニットの開発で生まれた様々な技術イノベーションが、このミッドレンジドライバーにも組み込まれています。
新しいSシリーズには、最新世代のSHARCチップをベースに新開発されたハイパワーDSPエンジンが搭載されています。この強力なDSPエンジンは、クロスオーバーの最適なチューニングによってさらに優れた周波数特性/ダイナミックレンジ/解像度を提供し、ルームアコースティクスに適応するためのカスタムEQや将来的な拡張性に対応するデジタル接続などの機能も有しています。
Sシリーズの外観形状は、ADAM Audioが、高度なエンジニアリング技術で知られるドイツで、精密なモニタリングツールを提供する一製造業者であるという背景を色濃く反映したデザインに仕上げられていますが、そのすべては実用的な設計判断の結果を表しています。厚く、重量のあるエンクロージャー材の使用により余計な振動や音の色付けは排除され、不要な音の回折を避けるためにエンクロージャーの角は丸みを帯びた形状となっています。S2およびS3には、天吊りや壁面取付けを可能にするマウンティングポイントが設けられています。 |